【第一種使用試験について】情報を更新しました(平成28年度)

2016年11月25日 News

Rubisco過剰生産及び生産抑制遺伝子組換えイネを用いた隔離圃場での生育及び収量評価試験

遺伝子組換え生物等の種類の名称

Rubisco 過剰生産イネ RBCS2-sense, Oryza sativa L.(Sr26-8) H28年度栽培計画書(PDF:1.81MB)
Rubisco 生産抑制イネ RBCS2-antisense, Oryza sativa L.(AS-71)

第一種使用等の内容

隔離圃場における栽培、保管、運搬及び廃棄並びにこれらに付随する行為

2016年11月25日更新

10月22日 水田の耕起作業

隔離ほ場砂質水田において,稲刈り後の残渣処理と来年度の作付けへの準備として,「耕起作業」を行いました。

2016年10月31日更新

10月28日 続・収量調査(その1)

川渡フィールドセンターより搬出した形質転換イネの籾は、無事に、雨宮キャンパスに到着しました。到着後の籾は、P1P指定された実験室内において、解析時まで厳重保管となります。

10月28日 収量調査(その1)

イネの乾燥が十分に進み、今後は、本格的にサンプルの解析を行っていくことになります。初めに、各形質転換イネの収量調査を行うため、穂より籾をはずす「脱穀」作業を行いました(写真AとB)。脱穀した籾は、種類別に封筒に保管しました(写真C)。保管した籾は、宮城県の指針に従い、二重のビニル袋に入れた後(写真DとE)、プラスチック容器に密閉し(写真F)、さらに、ブルーシートに包みこみ(写真G)、雨宮キャンパス(東北大学大学院農学研究科)へと移送しました(写真H)。

2016年10月19日更新

10月19日 宮城県よりの査察

本日、川渡フィールドセンターの隔離ほ場で、本年度4回目となる宮城県よりの査察がありました。今回の監査項目は、「刈り取り後の稲の保管」、「刈り取り時に発生した残渣の処理」、「刈り取った稲の搬出方法」の適切性に関するものでした。全ての項目において、宮城県の指針に沿った対応を行っているとの評価を頂いたと、受け止めています。

2016年10月17日更新

10月17日 稲刈り後の残渣処理(その2)

稲刈り時に、腐食のために溝に保管しておいた野生型稲を完全に不活化するために、土への埋め込みを行いました。

10月12日 稲刈り後の残渣処理(その1)

稲刈り後の水田の「落穂」拾いを行いました。採集した落穂は、不活化後に廃棄することになっています。

2016年10月7日更新

10月6日 稲刈り

台風18号の通過後の快晴のもと、隔離ほ場の稲刈りを行い、終了させることができました。
試料の稲は、小動物や鳥の侵入防止策を施した乾燥小屋で保管しています。試料の周辺部で栽培した野生型の稲は、腐食させた後、土に埋め込み処分します。本日の稲刈りをもって隔離ほ場での作付けはひと段落となりますが、今後は宮城県の指針に沿って、残渣処理に注意を払っていかねばなりません。

2016年10月3日更新

10月1日 稲刈りの準備(その4)

刈った稲を乾燥させるための「小屋付きビニルハウス」が完成しました。イネの乾燥、保管中は、ビニルハウスの入り口を、さらにネットまたはビニルで覆い、野生の鳥や動物が侵入することができないようにします。
後は、長雨で遅れていた稲刈りです。10月6日(木)に、小雨決行で行う予定です。

2016年9月26日更新

9月24日 稲刈りの準備(その3)

刈った稲を乾燥させるための小屋の骨組みの設置が終わりました。後日、小屋に網目の細かなネットを、さらに、ハウスの骨組みにビニールを張れば、稲の乾燥場の完成となります。一方で、水田の稲は首を垂れ、収穫を待つばかりとなっています。しかし、最近の長雨のため水田がぬかるんだ状態です。稲刈りを9月27日としていましたが、1週間ほど延期することにしました。

2016年9月20日更新

9月17日 稲刈りの準備(その2)

稲刈り後に使用する乾燥小屋の整備を進めています。ビニルハウスの床面に防草シートを貼りました。雑草対策に加え、小動物(もぐら、ねずみ)の侵入防止の効果も期待しています。

2016年9月12日更新

9月12日 成長解析(その4)

稲刈り前、最後の成長解析を行いました。天気次第ですが、稲刈りは、9月27日(火)を予定しています。

2016年9月9日更新

9月9日 稲刈りの準備(その1)

昨日(8日)は、大変な豪雨でしたが、隔離ほ場のイネに倒伏などの被害は出ていません。 半月後の稲刈りに備え、刈り取ったイネを乾燥する場所の準備を進めています。使用されていないビニルハウスを再利用するとともに、小動物や鳥の侵入防止措置をとるためビニルハウス内に小屋を設置する予定です。また、川渡フィールドセンターのご配慮で、乗用草刈機で、隔離ほ場全体を除草して頂きました。ありがとうございます。

2016年9月7日更新

9月6日 出穂後1カ月

出穂して約1カ月が過ぎました。随分と、穂が垂れてきています。稲刈りは、9月下旬を予定しています。

2016年8月31日更新

8月31日 台風10号通過後の状況

台風10号のため、北海道、岩手を中心に大きな被害を出ています。
犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害にあわれた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。
幸い、隔離ほ場においては、一部のイネに傾きが見られるものの、大きな被害はありませんでした。

2016年8月29日更新

8月29日 倒伏防止策(台風10号対策)

登熟期は、イネの倒伏が心配です。明日は、「凶暴な台風10号」が、宮城から上陸する(予想)という異例の事態。試験区(形質転換イネの栽培区画)にロープを張り、イネの倒伏防止策としました。皆さまも、重々ご用心下さい。

2016年8月24日更新

8月24日 除草による野性動物侵入対策

隔離ほ場は、高さ1.8 mのフェンスで囲われていますが、フェンス端の除草を行いました。現在、イネの登熟期を迎え、より一層の鳥獣対策に気を払っています。
宮城県よりの助言に依れば、「野生動物は、身を隠せない場所を恐れる傾向」にあるとのこと。従って、隔離ほ場と外部との境界であるフェンス端の除草は、野生動物の侵入防止に一定の効果があります。

8月23日 台風9号の影響

3週連続での台風の襲来となりました。今回の台風9号の風が最も強かったようですが、隔離ほ場への被害はありませんでした。風速に関しては、川渡のアメダスのデータによれば、22日21時が最も風が強く、8.4 m/sを記録しています。しかし、隔離ほ場では、22日21時20分~22分の平均風速0.75 m/sが最大であり、防風林等の効果により風速が10%以下に抑えられています。

2016年8月18日更新

8月17日 登熟期のイネと台風7号の影響なし

隔離ほ場のイネは、既に、開花期が終わり、登熟期を迎えています。これは、「花粉の飛散」時期が過ぎたことを意味します。本日、台風7号が接近、通過しました。前回の台風5号の接近時とは違い、花粉の飛散に配慮することはありませんが、台風通過後、風速の解析と防雀網等の施設への被害がなかったかの確認を行いました。防雀網を始め施設への被害、また、イネの倒伏などの被害は、全くありませんでした。風速に関しては、台風7号の影響が出始めた16日22時から台風が通過した17日13時までの「2分間の平均風速」の最大は、17日9時10分~12分、9時46分~48分に記録された0.28 m/sでした。川渡フィールドセンター内には、アメダスが設置されています。同時刻のアメダスのデータでは、風速5 m/sを記録しています。防風林及び防雀網の効果により、隔離ほ場の水田の風速は約1/20に抑えられていることが分かりました。

2016年8月17日更新

8月9日 台風5号通過後の隔離ほ場の様子と風速

台風5号よる隔離ほ場への風の影響が心配されました。しかし、被害等は、全くありませんでした。隔離ほ場に設置した風速計に依れば、台風接近時の「2分間の平均風速」が最も強かったのは、8月9日午前6時58分~午前7時の0.54 m/s、次いで8月9日午前6時56分~午前6時58分の0.45 m/sでした。これは、宮城県の指針で定められた「花粉の飛散調査」を行わねばならない「任意の2分間の平均風速3 m/s」を、大幅に下回る値であり、通常でも吹きうる風の強さでした。台風5号の風が、予想より押さえられた理由としては、1, 隔離ほ場が防風林で囲まれていること、2, 防雀網の設置による防風効果が考えられます。

8月8日 台風5号対策

台風5号の接近への対策と8月4日の査察時の宮城県からの指導に従って、防雀網の補強を行いました。具体的には、防雀網上部を支柱に紐で固定、下部は鉄筋を用いて押さえ込みました。また、隔離ほ場、及び、一般圃場に設置した花粉トラップを、新しいものと交換しました。

8月8日 出穂(開花)期と成長解析(その3)

隔離ほ場のイネが、出穂(開花)期を迎えました。3度目となる成長解析を行いました。

8月4日 花粉トラップの設置

開花期を前に、花粉の飛散の有無を確認するための花粉トラップを設置しました。宮城県で定めた指針に従い、「任意の2分間の平均風速3 m/s」を超えた場合は、花粉の飛散調査を行います。

8月4日 宮城県よりの査察

宮城県農林水産部農産園芸環境課環境対策班 木村主事、三上技術主幹による「防雀網設置確認」の査察を受けました。「花粉の飛散防止措置としては問題なし」の判断を頂きました。しかし、防雀網の固定等に関して、より良くするためのご指導を頂きました。早急に、指導に従い、改善したいと考えています。

8月4日 防雀網の設置(その2)

前日に設置した防雀網の固定及び補強を行いました。お手伝いをしてくれた研究室の皆さん、ありがとうございました。

2016年8月3日更新

8月3日 防雀網の設置

開花期を前に、花粉飛散防止の目的で、防雀網を設置しました。

2016年8月1日更新

7月28日 ネット支柱補強作業

開花期を前に、形質転換イネの花粉が飛散するのを防ぐために、作付けを行っている水田全体を覆うように防雀網(ネット)を設置する予定です。しかし、ネットを支える杭が傾いた状態となっていたため、業者に依頼し、杭の打ち直しと補強作業をして貰いました。

2016年7月27日更新

7月23日 幼穂長の測定

隔離ほ場で栽培しているイネの出穂期を特定するために、幼穂⻑を測定しました。現在、幼穂⻑は、最も⻑いもので、3.3 cmでした。この結果から、出穂初めが8⽉7-8⽇前後で、出穂期(40%出穂)が8⽉11-12⽇頃であることが、分かりました。

2016年7月15日更新

7月14日 成長解析(その2)

6月15日に引き続き、2回目の成長解析を行いました。イネの草丈、茎数、葉の緑色度の測定を行いました。
加え、幼穂の形成が確認され、ちょうど、今が、「幼穂形成期」であると判断しました。
イネは、順調に生育しています。

7月13日 草刈り(その2)

隔離圃場施設周辺の草刈りを行いました。この時期は、刈っても刈っても猛烈な勢いで雑草が成長します。
施設内の整備、重要です。

7月13日 風速計の設置

開花期を前に、イネの花粉の飛散状況の把握を目的とし、「風速計」を設置しました。設置した風速計により、
使用している水田内における「数分毎の平均風速」を観察、記録することができるようになりました。

2016年6月16日更新

6月15日 成長解析

RBCS2過剰生産及び生産抑制イネの成長解析を行いました。順調に生育しています。

6月15日 宮城県よりの査察

宮城県農林水産部農産園芸環境課環境対策班 三上技術主幹によるRBCS2過剰生産及び生産抑制イネの定植後の査察が行われました。

6月6日 追肥

追肥を行いました。順調に生育すると良いのですが、、

6月1日 草刈り

隔離ほ場の草刈りを行いました。綺麗になりました。

2016年6月14日更新

5月26日 隔離ほ場へのRBCS2過剰生産及び生産抑制イネの定植

隔離ほ場で、田植えを行いました。
組換えRBCS2過剰生産及び生産抑制イネの周囲に非組換えイネ(野性型、能登ひかり)を植えることにより、組換えイネの花粉飛散対策の一つとしています。

5月23日 東北大学大学院農学研究科内P1P温室より東北大学大学院農学研究科附属複合生態フィールド教育研究センター隔離ほ場へのRBCS2過剰生産及び生産抑制イネ幼苗の移送

RBCS2過剰生産及び生産抑制イネの幼苗を移送するにあたり、密閉式のプラスチックコンテナに幼苗を入れ、さらに、ビニルシートで覆い移送を行いました。

2016年5月11日掲載

公開説明会のお知らせ

■日時:平成28年5月21日(土)(終了しました)
■場所:東北大学川渡共同セミナーセンター、第1研修室
詳細はこちらをご覧ください。公開説明会資料(PDF 556KB)

公開説明会に関するお問い合わせ

東北大学環境・安全推進課
TEL:022-217-6017 FAX:022-217-5915
e-mail :anzen@grp.tohoku.ac.jp

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